サウザス住民名簿

サウザス住民名簿

▼ページ下部

 遥か昔、総理事長ブライアン・ハリーハウゼンがラヴァ州の北東部を開拓した。彼は部下一族とともに鉱山を開き、鉄鋼業を興し、サウザス町の原型を整えた。
 彼は生涯にわたり火の神を信奉し、現在では役場の町長室前に火の神の彫像とともに彼の胸像が飾られている。彼の墓は西区の庭園内にあり子孫が管理している。
 ブライアンが名付けた「サウザス」という町名は、鉱山夫に支給した何千もの鞄「サウザンズ・オブ・サッチェルズ」に由来している。
 

『サウザス全史』より

年齢と民族の隣は「初登場話」と「アイコン話」です

主人公チーム

ショーン・ターナー

駆け出しのアルバ。

20歳 羊猿族  第1章1 第2章3
酒場兼下宿のラタ・タッタの一室に住む。呪文で町民のケガの治療をして暮らしている。両親は共にスーアルバで、現在は帝都にいる。毎日お菓子を食べ散らかし、毎晩浴びるようにお茶を飲む。一人っ子特有のワガママな性格のようだ。童貞。

紅葉

年齢不明、生い立ち不明の太鼓隊。

??歳 ????  第1章1 第1章2
酒場兼下宿のラタ・タッタに住み込みで働いている。昼は下宿の掃除をし、夜は太鼓隊の一員として太鼓を叩く。10年前の事件により、以前の記憶を失っている。額の左右に小さな角があり、花飾りでいつも隠している。とあるアイドルの熱狂的なファンのようだ。怪力。

リュカ

ショーンの友人で鍛冶屋の息子。

20歳 土栗鼠族  第1章1 第6章1
料理が好きで、家業そっちのけでメシを作っている。昔は独創的な料理を作っていたが最近ずいぶんマシになった。ついつい食べ過ぎて立派なマシュマロボディをしている。親父はサウザスで最も有名な鍛冶職人である。本名はリューカスといい、周囲には愛称で呼ばせている。

▲ページ上部

サウザス名士

オーガスタス・リッチモンド

現町長にして元銀行頭取。

50歳 金鰐族  第2章2 第4章1
第55代サウザス町長。強引で大きな声と、太い立派な鰐の尾を持つ。サウザスでは古くから続く有名な金融一家の出身で、西区に住んでいる。財政に関しては有能だが、部下の扱いはあまり良くなく、町民からは一様に嫌われている。稀に信者がいる。妻の名前はダイアナ。

ユビキタス・ストゥルソン

名前の意味は「偏在する」。

55歳 星白犀族  第3章2 第3章2
現サウザス校長。教員の傍ら町議会員として働き、オーガスタスの前に1期だけ町長を務めた。ヴィクトルとは同学年で旧知の親友である。サウザス住民のほとんどが彼から教えを受けており、町民から愛され慕われている。意外と怪力らしい。

ヴィクトル・ハリーハウゼン

神経質な病院長の夜は長い。

55歳 洞穴熊族  第3章2 第3章2
サウザス病院長。夜行性で、夕方から勤務を始める。立派な書斎を持ち、ショーンにも医学書をよく貸し出す。乱暴な一人息子アントンに手を焼いている。サウザス勃興の父ブライアンを先祖に持つ。お茶もコーヒーも大好き。

コリン・ウォーターハウス

ヒヤシンスを愛するモフモフ駅長。

59歳 森栗鼠族  第3章3 第3章3
草花を愛するサウザス駅長。クレイト出身で、7年前からサウザスに住む。もうすぐ定年退職なので、庭のヒヤシンスの記事を書いてくれるよう友人のジョゼフに約束してる。10年前の事件の第一発見者である。酒は匂いもムリ。

エミリオ・コスタンティーノ

彼の人生は3年前に終わった。

32歳 砂鼠族  第8章2 第11章2
市場を握るコスタンティーノ家の末弟。先々代のカルマから3代にわたり町長の第三秘書を務めていたが、腰骨を折る事故の後は『ボティッチェリ』で過ごしている。学生時代はクレイトの高等学校に通っていた。

コスタンティーノ兄弟

37~32歳 砂鼠族  第8章2
市場を握る6兄弟。上からマルコ、ピエトロ、ジャン、ファビオ、ステファノ、エミリオ。両親は彼らが20代のうちに亡くなっており兄弟愛が強い。市場運営はマルコ、ファビオ、ステファノが行い、ピエトロとジャンはシェフ、ウエイターとして働く。そっくりな年子だがピエトロだけ少々太っている。全員独身。

カルマ町長

故人 土栗鼠族  第5章2
第53代サウザス町長。町長職を5期20年にわたって務めあげ、ユビキタスに代替わりした翌年に死去した。シルバーロングの顎髭が特徴。北区育ちで若い頃は鉄鋼業に従事していた。サウザスの老人の中には未だに町長がカルマだと思っている人もいる。

▲ページ上部

酒場ラタ・タッタ

オッズ

彼の太鼓は人の心を癒し、潤す。

59歳 黒輪猿族  第2章1 第4章2
酒場ラタ・タッタの太鼓隊のリーダー。若い頃は太鼓ひとつでルドモンド大陸を渡り歩いた。今はひっそりと酒場ラタ・タッタで暮らしている。酒はビール派。

酒場のオーナー夫妻

彼らこそラタ・タッタの名物なのだ。

ニコラス 46歳 土栗鼠族 第1章2 第4章2
ルチアーナ 43歳 砂鼠族 第11章3
酒場兼下宿のラタ・タッタの4代目オーナー。夫であるマスターはバーテンダー。妻である女将さんはシェフとして働いている。ショーンや紅葉の第二の両親のような存在である。

▲ページ上部

役場の警備員たち

マドカ・サイモン

何を考えているかは分からない。

28歳 灰耳梟族  第1章2 第4章3
下宿ラタ・タッタに住む役場の夜警。ショーンのはす向かいの部屋に住む。キョロリとした眼球で、首を自在に動かせる。マイペースな性格で男遊びはとても激しい。夜警の前職は喫茶店のウェイトレスをしていた。アーサーとは飲み仲間。

アントン・ハリーハウゼン

乱暴で甘えん坊なドラ息子。

22歳 洞穴熊族  第3章2 第7章3
ヴィクトルの一人息子で、マドカと同様に役場の夜警をしている。ショーンの2歳上で、子供の頃ショーンに怪我を負わせた過去がある。ユビキタス先生には頭が上がらない。

マルセル・サマーヘイズ

しばし砂漠で彷徨ったようなボサボサの毛。

17歳 砂犬族  第8章1 第8章1
新人の役場警備員で、昼行性にもかかわらずマドカに付き合わされている。趣味はジョギング。学校時代はひそかに紅葉のことを案じていた。実家は西区の北大通り沿いにあり、実は酒場ラタ・タッタの近所に住んでいる。

▲ページ上部

サウザス出版社

アーサー・フェルジナンド

燃えるような赤髪とハンチング帽。

28歳 森狐族  第4章3 第6章2
新聞室の有能記者にして問題児。貧民街に祖母とアパートに住む。右耳にエメラルドのピアスと銀のピアスをつけている。ジョゼフにクレイト行きを勧められている。事件について何か秘密を知ってるようだ。

モイラ・ロングコート

新聞室は彼女に支配されている。

40歳 土栗鼠族  第4章3 第7章2
優秀な新聞室長。常にロングコートを着ている。社長を顎で使い、今まで自分が担当した新聞記事の内容をすべて覚えている。寝ているところを見た人物はいない。

ジョゼフ・タイラー

社長はいつも眠たそうな顔をしている。

53歳 円梟族  第4章3 第7章2
苛烈な人間の多い出版社にて唯一温厚な社長だ。新聞にはタッチせず季刊雑誌を取りまとめている。1階に社長室があるが、なぜかいつもモイラの傍にいる。交友関係は広く、ラヴァ州中に知り合いがいる。いとこは水道工事の店長だ。

▲ページ上部

鍛冶屋トール

オスカー・マルクルンド

初めてお匙を持った日に、彫刻刀を持った伝説を持つ。

45歳 土栗鼠族  第3章1 第6章1
鍛冶屋トールの第5代目の親方。ラヴァ州全土に名が知られる装飾武具の職人。多くの弟子を持ち、精力的に製作を行っている。喋りは苦手なため、接客は妻のエマに任せている。

エマ、ボルツ

鍛冶屋トールはいつも暖かく騒がしい。

エマ44歳、ボルツ4歳、土栗鼠族。
妻であり母親のエマは香水とパッチワークが趣味。末っ子のボルツは悪ガキまっさかりだ。リュカとフレヤ、ボルツの間に、後ふたり姉妹がいる。

フレヤ

おしゃまでおしゃれな女の子!

7歳 土栗鼠族  第2章3 第6章1
こしゃまくれた女の子。弟ボルツを締め上げられるくらいは力がつよい! 来年、学校にあがるのを楽しみにしている。最近新しいエプロンドレスを買ってもらい、気に入っている。

▲ページ上部

 

photo Makalu by pixabay