警察組織
大陸内の治安維持は、警察の仕事である。帝国警察に、州警察、地方警察と細分化され、ルドモンドの治安を担っている。まず地方警察が地域の治安維持活動を行い、地方を跨ぐ場合は州警察が、州を跨ぐ場合は帝国警察が担当する。しかし、帝国警察は帝都内しか力を入れないため、州を超える犯罪活動には、あまり対応できていないのが現状である。
前述の通り、海側であればあるほど警察の力が弱く、軍は民間とは関わらないため、沿海州の犯罪率は非常に高い。軍部としては、スパイや情報流出の恐れが高い海沿いにこそ、警察に力を入れて欲しいのだが……中央集権政府の弱い部分が出てしまっている。
また例外として、帝国調査隊という職もある。アルバのみ就ける専門職で、魔術関係の事件や、呪文による治安維持活動を行っている。時には州を横断し、時には警察や軍の協力を得て、比較的自由に活動できる。
『ルドモンド大陸誌』(第五考 軍と警察)より一部抜粋
帝国調査隊
第7章【Ivy Vine】アイビー・ヴァイン3
「いかがかね、ショーン君!最近のご活躍は!」 「……はぁ」 こんなの聞いてない。 役場に出向いたショーンは、州警によってすぐ別室へと通された。ブーリン警部の片腕らしき狼刑事に、事件の報告書を見せて ...
クラウディオ・ドンパルダス
ベンジャミン・ダウエル
警察
ブーリン警部
ペーター・パイン
オールディス警部補
37歳 森狼族 第11章3
ラヴァ州警察の警部補。ブーリン警部の直属の部下で、囚人護送の際に副隊長を務めた。非常に背が高く州警察の中では細身。部下としては細かい所に気がつき優秀だが、優柔不断な面があり上に立つには向いていない。警察では珍しく銀の神を信仰している。
ベルナルド・ペンバートン
53歳 蟻食族 第4章1
監察医。ラヴァ州警察に協力し、主に州東部で事件や事故の検視を行っている。小柄なヴィクトルよりも背が低く、モサモサな尻尾を衣服に収納しているためふくよかに見えがち。集中すると舌をチロチロ出す癖がある。