第13章1
「そういえば、もう朝食の時間すぎてるな」
「そうっすね、引き渡しが終わるまでメシ抜きっす」
「最近レストランでばっかり事件が起きるから食欲失せるちゃうよ」
「さっきお菓子を食べといて良かったっす、ありがとうございます」
ユビキタスの囚人姿&その他のみなさんです。色々な顔をかけて楽しかったです。
コスタンティーノ兄弟の中で、ジャンはウエイターなので一番美容に気を付けててイケメンらしいです。シェフのピエトロはぽっちゃり。ソーシャの🐭歯がお気に入りです。本当は砂鼠族は全員同じ歯にしようと思ってたのですが、色々と気が散ってしまうのでやめました。似合う子だけ🐭歯でええんや。
囚人服は適当にそれっぽいものを考えました。これ普通の人間だったらよっぽど布の通気性が良くないと、窒息と熱で大変なことになると思います。でもユビキタス先生はサイ🦏なのでたぶん熱には強いはず。
第13章【Wall lock】ウォール・ロック1
[意味]ルドモンドの警察組織において、要人の身辺警護を専門とする警護官のこと。 [補足]要人の傍らに立ち、警護する様子を「Wall clock(柱時計)」に見立て、そこへ「lock(鍵)」とかけたルド ...
第13章2
「ペーターは《ジーンマイセ》を最初にどこで知ったんだ、やっぱ学校?」
「ジブンは『ダーダーダー!』で知りました。43巻のエピソードっす」
「えっ、あの絵本そんな巻数あるのかよ……」
「ハイ、今年120巻目が出ますよ!」
ジーンマイセの丘と、護送軍団とショーンの思い出。後ろに警護官2人がチラリと映っています。
囚人護送車の全体図が映っています。本来は「サウザスに出る前に囚人服姿のユビキタス先生と話す機会があって、先生がショーンを脅しながら鎖に繋がれ、車内に収容されていく」……というシーンがあったのですが、こんな怖い人護送するの怖い。ということでボツになりました。
ジーンマイセの丘のエピソードは、風景はエジプトの白砂漠(参考 tabiyori)、エピソードはオーディンの9日9夜吊るされたエピソード(参考 wikipedia)と各地の伝承をもとに作りました。白砂漠については下記のゲームで訪れたのがきっかけです。ラヴァ州は砂漠ではないので、白い砂礫要素だけ作品に反映させました。
製作:ユービーアイ
第3章のオデッセイに続き、アサクリ参考資料です。膨大な資料から古代エジプトが再現されており、ピラミッドや砂漠、ミイラの制作風景などが体験できます。
こちらのゲームで、白砂漠のことを知りました。割と終盤で訪れる場所でとても幻想的でした。実際の白砂漠はフェネックキツネも住んでいてとても可愛いです。
第13章【Wall lock】ウォール・ロック2
比較的滑らかに進んでいた道のりが、徐々にタイヤの振動が目立つようになってきた。土の質感が変わっている。グラニテ最大のオリーブ園を抜け、空白の土肌が目立つようになっていた。 「ショーンさん、ここから少 ...
第13章3
「おい、ミッチ。車が飛んだのを見たことがあるかい?」
「なんでい、竜巻でも起こったのかい」
「今日の昼前、丘の近くでチラッと車が飛ぶのが見えたのさ」
「お前さん、助けに行かなかったのか」
「さあな。こちとら盗っ人ノバトを追うのに必死だったもんでね」
ショーンの絶望顔とお面の葉っぱを描くのが楽しかったです。
お面の葉っぱはグリーンマン(wikipedia日本語、英語)を元に作りました。樹人民話けっこう好きです。指輪物語の木の巨人族など有名ですね。【星の魔術大綱】には獣人と怪物しか出てこないので、こういう面でいろんな幻想要素を出せたらいいなと思います、そうお面だけに。
額の大きな葉っぱはカエデにするのも一瞬考えたのですが、紅葉への伏線要素が出過ぎるのとデザイン的に目立ちすぎるので4裂にしました。カエデはそれ自体で主役になってしまう葉っぱなんだな。葉っぱは基本的に奇数で分かれるのでこのタイプの4裂の葉はたぶん存在しないです。先端で4裂に分かれているタイプはユリノキがあります。
著:林将之
葉っぱを描くために急遽購入しました。似たような葉っぱの見分け方が詳しく紹介されていて、とても良かったです。
こちらの本以外にも「くらべてわかる」シリーズはどれも面白くて、身近な自然がわかりやすくコンパクトに分類されているのでお気に入りです。特に昆虫や野鳥などもお勧めです。フィールドワークやキャンプで1冊あると非常に便利だと思います。
第13章【Wall lock】ウォール・ロック3
いつしか、一同はジーンマイセの丘を降りていた。コンベイとグラニテの間に立つ、標識の傍を通りすぎる。グラニテの標識がオリーブグリーン、コンベイの標識はクリームイエロー色だ。ここからいよいよラヴァ州の中央 ...
"AU235 White Desert" by S.K. LO is licensed under CC BY-NC 2.0