第14章1
「リューカス……斧を持って帰ったらしいな……どこへやった?」
「え? えっと…………言ってなかったっけ?」
「あら何ですって。斧がどうしたの?」
「あー……っとショーンに渡したんだ。いま呪文で調べてるんじゃないかな、うん」
🍁<うわああああああ!
ルクウィド森をバックに駆ける紅葉です。色々書き直した結果この構図になりましたが、正面からの絵や魚眼レンズ的なものも試して今の形になりました。もう少し画力が上がれば難しい構図も描けたのかな。精進ですね。
ルクウィドの森は、ラッセンの森の書き方に影響を受けています。昔ラッセンのジグソーパズルが実家にたくさんあってよく作っていました。パズルだと絵の細かい部分まで凝視するので、かなり印象に残っています。ラッセンといえば海の絵ですが、私は森や島の方が好きです。
著:クリスチャン・リース・ラッセン
ラッセンといえば昔ブームになり、絵画商法で悪い意味で有名でしたが絵は好きです。絵画商法は今でも起こり得ることですし、絵画に限らず高額商品の購入時は、相場やお店をしっかり調べましょう!
こちらの本は前半が画集で後半がラッセンの写真集になってます。初期からの代表作が収録されていて、写真はサーフィンやハワイの自然、アトリエ等です。人の身長より大きなハワイの植物が載っていて、植物が大きいから海のダイナミックさが映えるんだと感動しました。
第14章【Magnes】マグネス1
[意味]磁石の呼び方の一つ。イダ山で磁石を発見した、羊飼いの男の名前に由来する。 [補足]ローマ時代の学者プリニウスの『博物誌』第36巻25「磁石」によると、マグネスという男が家畜を放牧しているとき、 ...
第14章2
「ベンジャミン、敵さんの強さはどれくらいだね?」
「アルバは強さなぞ測らぬものです、マーロウ警部。下品とみなされてしまうのでね」
「そうか。ではクラウディオも君と同等なのかね?」
「いいえ、私が上に決まってます!アヤツはいつも約束を平気で破る!ロクでなしだ!」
ゴルゴーンの娘。ウニョロニョロしてる蛇を描くのが楽しかったです。
呪文を実際に打つ様子や、呪文を実体化した様子をかいたのは今回が初となります。意識したつもりはなかったのですが、最初に描いた絵が禁術呪文ってなんか皮肉ですね。初呪文でしかも呪文3種という情報量の多いイラストでした。
ちなみにゴルゴーンとメデューサの違いは、ゴルゴーンの3姉妹のうち、三女の名がメデューサです。なぜメデューサが有名かというと、英雄ペルセポネに殺されたのはメデューサだけだからです。この絵で一番上にいるのがメデューサです。
著:吉田敦彦
ギリシア神話の紹介本は世の中にたくさんありますが、私の手持ちではこの本が一番ボリュームあってサクサク読めてお薦めです。
こちらの本にも勿論ゴルゴーンのエピソードが載っています。退治したペルセポネの像も載っています。ゆるいイラストの他に、ギリシャ像や絵画も載っていて飽きません。
第14章【Magnes】マグネス2
クラウディオの左人差し指から、勢いよく呪文が放たれた。 眩く輝く、黄色い閃光が、弾道のように猛スピードで大地をひた走る。 光はまっすぐ男の右肩へズドンと届き、そのまま左腰まで貫いた。 「さぁ、こちら ...
第14章3
(ねっむ、午後の授業ってなんでこんな眠たいんだ)
(そうだ、昔《1分で1時間分の睡眠を取る呪文》って教わったな)
(調べてみるか…………ええと)
(呪文を唱えるには《踊りながら立って座ってを繰り返す》……授業中にできないじゃん!)
魔術学校の風景です。このイラストは何と言ってもエリたそです!超お気に入りキャラです!優等生キャワイイ🦌💕なお次いつ出るかは未定。バロメッツ教授の方が先に出るかと思ういます。
謎の本置き場が音楽教室みたいで気に入っています。私の小学校では、音楽教室の椅子に肘置きのような小さな机がついていて、笛とか吹くときはスライドさせて収納できるタイプだったのですが、学校によって違うのかな。それはさておき本が立てられると便利ですね。
バロメッツ教授はまだ出ていない民族になります。羊なんですがただの羊ではない……楽しみにしてくださいね!おじいさんがネイルしてたらおもろいなあ……🤔ということで採用した魔術師ネイルがお気に入りです。
第14章【Magnes】マグネス3
……白い、昼の光が教室に差し込んでいる。 ここは……魔術学校の大教室だ。 昼食後に受ける午後の授業のまどろみの中、真鍮眼鏡を光らせたオーストーリー・バロメッツ教授が、杖でコツコツと教室の床を叩きなが ...