■そうだ、参加しよう■
夏ですね…。
夏といえば麦茶。
麦茶といえば書斎。
書斎といえば文豪。万年筆、そして執筆。
ノベルアップ+さんの「夏の5題小説マラソン」に参加しました。
企画内容
文字数1000~5000の短編小説を、応募期間は1週間で、
「秘密基地」「打ち上げ花火」「浜辺の漂流物」「アイスコーヒー」「宿題」
のそれぞれのお題を、週替わりに募集しています。
参加特典
一つ投稿で、限定アバター「レトロ扇風機」。
全て投稿で、おすすめチケ10枚、応援ポイント5,000pt、称号「真夏の短編作家」。
抽選で、運営様から応援レビューを頂けます。
前回の「異世界ファンタジー設定コンテスト」同様、ちょっと尖ってるノベプラさんの企画──なかなか腕がなりますね!
ノベプラの「異世界設定コン」へ応募してみた
Menu 1 ■そうだ、応募しよう■ 2 ■とりあえず、書いてみた■ 3 ■結果■ ▼ページ下部 ■そうだ、応募しよう■ ノベルアップ+さんの「異世界ファンタジー設定コンテスト」に応募していきたいと思 ...
コンプすれば、無条件にチケットとポイントが頂けるのはありがたいです。
(ただ、レビューは抽選じゃなくて、お薦め作品からレビューだとなお良かったのですが)
まあ気にせず、参加していきましょう!
■ただ参加するだけじゃもったいない■
この企画をするにあたって、もう一つやりたいことがあります。
それは、書いた "証" を残すことッ……!
最近のイラストは、メイキングも一緒に発表しているパターン多いですよね。
通常、小説というのはできあがりの状態を発表し、メイキングはあまり表に出ません。
もちろん、画面収録を動画にすれば簡単にメイキングを作れますが──
今回は「TxT Live (テキストライブ)」さんを使って、小説のメイキングを発表していきたいと思います。
TxT Live (テキストライブ)は、記事や小説を執筆している過程を配信・記録・公開できる物書きさん向けのサービスです。(公式サイトより)
テキストを書いている様子を配信できるだけでなく、アーカイブやチャット、メモ機能などがあり 、非常に便利なサービスです。私のチャンネルはこちら。
普段書いてる【星の魔術大綱】は、こういった配信には向いてないんですが、書き下ろしの短編だったら向いているッ!何せ、ノープランだからね!!
えー……ということで、企画参加とメイキング公開と、同時にやっていきたいと思います。
秘密基地
東京の女子高生たちの秘密基地
「秘密基地が欲しいー!」 暑い夏の始まりの坂道、前を歩いていた理香子が唐突にこう叫んだ。 「秘密基地って?」 重いライブ機材を両肩に背負ったマリーは、イライラと返事した。 「そう、秘密基地。欲しく ...
打ち上げ花火
東京の女子高生たちの打ち上げ花火
「今年の隅田川の花火大会中止だって」 理香子は、淡い黄緑色のスマホの明かりを見つめながら、夜光虫のように呟いた。 「そりゃあそうでしょうよ」 マリーはウンザリしたように頬杖を付き、シャーペンを回し ...
浜辺の漂流物
東京の女子高校たちの浜辺の漂流物
「今日はこれからカニを食べるの」 「良かったね」 「マリーも一緒に食べよう」 「は?」 夏休みが2週目に入ったある日の夜。赤いカニ爪を持ちながら、タブレット越しに理香子がニッコリと微笑んだ。 &nb ...
アイスコーヒー
東京の女子高校たちのアイスコーヒー
井出理香子は高校生にしては多くの趣味をもっている。まずは音楽鑑賞。小さい頃から習っているピアノ、高校から始めたベース。観葉植物を育てること。そして、最後にコーヒーがある。 コーヒーを淹れるには多く ...
宿題
東京の女子高校たちの宿題
「マリー、宿題終わった?」 「……おわってねえ……」 理香子が花火の柄のウチワで仰ぎながらマリーに聞いた。 マリーは長時間トイレに閉じこもったような青いゲッソリした顔で答えた。 夏休み最後の週。 ...
■完走しました!■
え~、おわりました!
終わったよおお!
7月11日にこの企画を立ち上げて、およそ1ケ月弱。途中オリンピックがあった以外は大きな誘惑もトラブルもなく、無事に完成させることができました!
今作は、1週ずつ進むマラソンお題と同様、日付も連動させて進めていきました。
書き終わったとき、同じく夏の終わりを感じました。
1作品ごとに文字数が増えていくのに、連載の怖さを感じました。
コロナでどこにもいけない状況を反映した作品で、いろんな場所を展開出来てよかったです。
テキストライブはアーカイブ目的のほかにもサボリ防止目的でやっていたのですが、普通に休憩しまくってしまいした。あまり性に合ってないのかもしれません(;^ω^)
ずっと【星の魔術大綱】ばかり書いてきたので、企画でこういう現代ものの青春短編集をきっちり書けたのはノベプラさんの企画の魅力と、読書の皆様、感想や応援ポイントを送ってくださった皆様のおかげです。ありがとうございました!🏃
(2021.8.8 宝鈴)