第12章の絵

第12章1

「おお、ベンジャミン様がいらしているのか」
「相変わらず目立つな、あの方は」
「ご自分はクラウディオ様と違うと思っているけど、あんま変わらないよな」
「そうだそうだ、どっちも立派な方だ」

- 裏話 -

Benjamin登場です。集中線つけたの楽しかったです。漫画っぽいコマ割りにしてみました。最初は天井をごちゃごちゃ描いていたのですが、面倒になってシンプルにしました。

Benjaminの容姿は黒猫意識で描いていたら、ディズニーキャラのフィガロっぽくなりました。フィガロって個人的にミニーの飼い猫のイメージがあったのですが、調べたら元はピノキオのゼペットじいさんの飼い猫だったのを人気だったので後でミニーのペットってことにしたらしいです。ペット愛好家大憤怒設定ですわ(゜-゜)

マーロウ警部も初登場。彼は土鼠族で、コスタンティーノ兄弟の砂鼠族と別民族です。砂鼠と違って耳がぺったりくっついてて尻尾が細いです。警部はもうちょっとしたらまた新キャラが出てきます。いつか警部全員登場絵を描くのが夢なんだ。

 

著:竹内均、黒沢哲哉、小林たつよし
私が電信という存在を知ったのが、ラピュタのムスカ大佐と、この漫画の影響が大きいです。
こちらの本はエジソンの伝記漫画なのですが、試し読みできるエピソードだけでも天才&商才すぎる…!子供の頃読んでた時は気づきませんでした。エジソンといえば蓄音機と電球の発明が有名ですが、最初は電信技士として働いていて、電信の技術から派生して色々な発明を思いついたんですね。

第12章【Lava】ラヴァ1

[意味] ・火山から噴出した流動状の溶岩。または冷えて固まった火山岩。 ・ルドモンド大陸の北東に存在する州の名前。 [補足] ラテン語「lavare(洗う)」あるいは「labes(滑る)」に由来する。 ...

 

第12章2

「グレキス…クレイト……」
「どうだ、紅葉。これがボクらが住んでるラヴァ州だ!」
「………ごめん、やっぱりどこも知らないの」
「じゃあ一から教えてやるよ。ここが今いるサウザス、鉱山が有名だ。すぐ隣がトレモロ、近いから今度連れてってやる!そんで州都がクレイト、ここが一番でかい!んで、太鼓が……」

- 裏話 -

ラヴァ州マップとペーター&ショーンの珍道中。

ラヴァ州のマップは今までもチロチロと写っていたのですが(探してみてね!)、ちゃんと公開できたのは今回初です。トレモロの窮屈そうな位置がお気に入り。サウザス民の大好きな太鼓の産地・グレキスの位置がけっこう離れてるのが好きです。

カタカナのフォントはカナフォント44の「パレード」です。いったん文字うちして上からトレスしました。この書体可愛すぎるのでひらがなや漢字も出してほしい……。

警察のギャリバーはとにかくゴッツく描きました。煙と排気音が尋常じゃなさそう。ギャリバーはいろいろな種類とデザインがあるので、今後も実用性ガン無視で奇抜なデザインを描いていきたいですb

 

著:Lightning編集部
ヴィンテージなバイク特集のムック本です。KindleUnlimitedで無料で読めます。
こちらの本は、主に40年代~70年代のバイクを紹介しています。どれも現役で動いており、写真が生き生きしていて、相棒を紹介するオヤジたちの笑顔が輝いていて素敵です。

第12章【Lava】ラヴァ2

 一方、同時刻の『鍛冶屋トール』。  リュカはあれから眠れずに、キッチンテーブルでじっと頬杖を突いていた。家族は何が起きているのかすら知らず、朝ぼらけのなか寝静まっている。  やかんがシュンシュンと鳴 ...

 

第12章3

「お兄ちゃんたら、こんな所で寝ちゃってるわ」
「リュカのヤツよだれ出てるーっ!テーブルにキノコが生えちまうぞ!!」
「ちょっとボルツ、気持ち悪いこと言わないで!」
「……ムニャ……そのキノコは……食えるのか?」
「やめて、これから朝ごはんなんだから!」

- 裏話 -

キノコっこキノコの元気な子回。

こういうキャラを描くのってほぼ初だったので楽しく描けました。帽子の皺がうまく描けたかなと思います。今はこんな感じの彼ですが、顔が明かされた時、もしかしたら大きく変わっているかもしれません。ケツアゴになっていたらどうしよう。

 

著:土田勇
私が初めて「フェアリーリング」の存在を知った絵本です。たぶん借りた本なので手元になく夢で見た気がしてましたが、調べてみたらちゃんと存在してたんだ…!と感動しました。アマゾンにイラストつきの本がなかったので別タイトルで代用しました。本当はこの本です。作者の方はアニメ美術を手掛けてる方で、映画化もされています。絵本も映画も復刻されていないので今入手するのは大変そうです。

第12章【Lava】ラヴァ3

 時刻は朝6時半。靄はまだ明けない。  紅葉は携帯瓶の蓋をちゅぽんと開け、唇を水で湿らせた。  リーダーが休憩ではないと命じたのに、部隊の空気が緩んでる。  命じた当人でさえ、左前方にいる警官と楽しげ ...

 

photo Marek by Adobe Stock