第10章1
「リュカさん、あすこの料理は何がおススメなんすか?」
「んー草食には『人参とジャガ芋とブロッコリーの冷製三色パスタ』かな」
「へぇ~旨そうっす!」
「ま、オレは『ミツバチと蟻とテントウ虫入り三色ハンバーグ』派だけど」
「…………三色が多いんすねえ」
「舌の中で三位一体となるんだ。非常にプリマヴェーラな味がする」
プリマヴェーラ!(挨拶)
リュカとペーターの潜入捜査のはじまりです。
リュカの蝶ネクタイが可愛く描けたかなと思います。
ペーター警官は、このキャラデザが決まるまで大変でした。ノウサギのムッキムキ感を出したかった。色んなノウサギ動画を見て、耳の位置や太さを検討しました。
レストランの外観はいろんな家のカットから組み合わせて描きました。たくさん植物が描けて楽しかったです。私が愛用している観葉植物のイラスト本を紹介します。
著:宮後浩
インテリアとパースの本です。室内の観葉植物から庭の定番の落葉樹・針葉樹・茂みまで、植物の描き方が100種類近く載っています。
こちらの本がありがたいのは、実際の植物写真だとどう描いたらいいのか分からない・手をつけられないモッサモサな植物たちが、すべてイラストで描かれているので、描き方がちゃんとわかるということです。
第10章【Del Cossa】デル・コッサ1
[意味] ルネサンス期に活躍したイタリアのフレスコ画家、フランチェスコ・デル・コッサ。(1436年〜1478年) [補足] イタリア北方で活躍した画家。壁画や祭壇画を制作した。代表作はドレスデンのアル ...
第10章2
「あのう、甲冑って──正直なトコおいくらなんすか?」
「けっこうするぞ。高級馬車が買えるくらいには」
「ヒェッ、それは大金ッスねえ」
「一括で払って貰ったけど……そういや町長が30年ローンを薦めてたな」
捜索捜索ゥ♪
部屋の図面描くのが楽しかったです。わりとオシャレに描けたんじゃないかなと思います。昭和の高級レストランのような重厚な家具×白いテーブルクロスな雰囲気を目指して描きました。
甲冑はゼル伝っぽい感じを目指して描きました。胸の紋章は資料見ずに手グセで描いた後、「あーこれブレワイに出てくるシーカーストーンそっくりだわ〜パクリって言われちゃうわ〜変えとかないとね!」と確認したら全然似てなかったのでそのままです(´ω`)
製作:任天堂
日本製で一番有名なオープンワールドゲームではないでしょうか。風景の移り変わりが好きですね。空が七色に変化するのが美しく、本当に風が見えるようでした。
こちらのゲーム、ストーリーは昔の時オカやムジュラのような濃ゆいキャラばんばん登場してた方が好きなのであまりハマれませんでしたが、ブレワイのような美しい景色のオープンワールドのまま、昔の濃ゆいストーリーのような次作が出たら嬉しいです。(合わないか?)
第10章【Del Cossa】デル・コッサ2
「ウオッ、これがオスカー・マルクルンドの甲冑ですか。はー、やっぱすっごい……」 甲冑は相変わらず、邪魔な場所に鎮座していた。あるはずのない場所にある甲冑は、異常な威圧感がある。ホラー映画で、目を逸ら ...
第10章3
「だーかーら、ピザはモッツァレラチーズとシーフードミックスのハーフ&ハーフって言ってるじゃないか!」
「冗談じゃない、バジルペーストと明太マヨに相場は決まってるだろうが!」
「やだ!ベーコンレタスと照り焼きチキンがいい!」
「(ハンバーガーで食えよ……)」
へっぽこ素人探偵団とアントン。4人揃い踏みで好きなイラストです。
この版画のようなタッチは、Designcutで購入したprocreate用版画ブラシ「Fine Liner Brushes」です。第5章の絵で紹介した「Vintage Engraver」と組み合わせていい感じです。
今回は特に参考資料はないのですが、おすすめの本を紹介します。イギリスのヴィクトリア時代の小物紹介本です。ここに登場する様々なアイテムのエピソードを、エッセンスとしてたくさん取り入れています。
著:谷田博幸
百科事典というタイトルですが分厚い百科事典ではなくふくろうの本シリーズです。約80項目のヴィクトリア時代のアイテムが当時の写真とともに歴史や成り立ち、使い方などを説明してます。
こちらの本のは、当時の「アイロン」「傘」の使い方や、今では見なくなった「ディオラマ」や「パノラマ」など娯楽、電灯や電信などの機械事情、トイレの便器や紙など生活様式も詳しく語られています。
第10章【Del Cossa】デル・コッサ3
「オーナー……どういうことですか、何でこんな壊れているんですか」 「……階段から落としたんだ」 無残に打ち捨てられた甲冑が、物置でじっと佇んでいた。 現場を押さえられたオーナーが、苦々しく項垂れて ...
photo Horse Armor by メトロポリタン美術館